mixhostが遅いし落ちるからKUSANAGI for ConoHaに乗り換えました
およそ1年前、「サーバーをMixHostに変更して格安でSSL対応・爆速化・SEO対策に成功!」と言う記事にも書いた通り、私はレンタルサーバーをmixhostに切り替え、最近まで利用していました。
しかし、この1年で状況がいろいろ変わってきたため、12ヶ月契約が切れるタイミングでmixhostとオサラバすることにしました。
乗り換え先はConoHa
mixhostの3つの「遅い!」
お試し期間の30日間と本契約の12ヶ月、合わせて13ヶ月とmixhostのスタンダードプランを利用してきました。
しかし、この間に3つの「mixhostが遅い!」を目の当たりにしてしまったのです。
サイト表示が遅い
「高速!」と言うのがmixhostのセールスポイントでした。私が導入し始めた1年前は確かに高速だったのですが、残念ながらその速さはどこかに行ってしまいました。
通常の記事もそうですが、特に管理画面の表示が遅いのには困りものでした。管理画面を表示させるだけで10秒以上待たされることも頻発したので、非常にストレスです。
「私の環境が悪いのか?」とも考えましたが、CPUやメモリの使用量にはある程度余裕があります。
※グラフがぴょこんと飛び出ているところは、バックアップ作業などが作動しているところです
サポートセンターの回答が遅い
mixhost契約直後の2017年6月に、1つ技術的な問い合わせをしました。その時の回答は翌日に来たので、当時はmixhostの迅速な回答に驚きました。
しかし、2018年1月に別の技術的な問い合わせをした時、3回もメッセージを送ったにも関わらず、回答は全く来ませんでした。
4ヶ月経過した現在も、返信は来ませんでした。Twitterにも、「mixhostから返信が来ない」と嘆くユーザさんが多数いましたので、サポートセンターは何をしているのでしょうか。。
対応が遅い
mixhostは、2017年12月5日に「日本初!表示速度を高速化するQUIC対応&プランリニューアル&10%OFFキャンペーンのご案内」というプランのリニューアルを行いました。簡単に言えばQUICと言う高速化技術に対応したのですが、あくまで対象は新規ユーザのみ。既存のユーザに対しては、
新プランへの移行を希望されるお客様につきましては、後日アナウンスさせていただきます。大変恐れ入りますが、今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。
との記載がありました。
が、5ヶ月以上経過した現在も続報はありません。全然移行できないじゃないですか。
mixhost公式ブログも2017年12月から更新されていません。。。
※と、思ったら続報が来たので本記事の後の方に追記しました↓
mixhostの困り事は他にもあった
mixhostを使っていて困ることは他にもありました。
データベースエラーが頻発
mixhostでブログを執筆中に、こんなエラーに遭遇することがよくありました。
要するにデータベースサーバに接続できなかったのでエラーが出ています。
このエラーは数分後にはいつも直っていたので特に大きな問題は生じていないのですが、この間に私のブログにアクセスした人にもエラーが出ていると思われるので、アクセス数の減少が懸念されます。
サーバーがよく落ちる
mixhost、短時間ですがけっこうな頻度でかなりの頻度でサーバーが落ちます。mixhost サーバー監視所なんてTwitterアカウントもあるくらいです。
しかも短時間とはいえサーバーが落ちているのに、公式の障害・メンテナンス情報には全然情報が載らない。
サーバー移管すれば解決するかと思ったが
mixhostでは、サーバーに番号を割り当てています。私が使っていたサーバーはjp8.mixhost.jpと言うもので、最近契約したユーザはjp25.mixhost.jpなど、どんどんと数字が増えていっています。
どうやら数字が新しいほどサーバーも高速なようなのですが、ユーザ側でサーバーを新しいものに切り替える方法はありません。新しく契約し直してデータを全て移転すれば良いのかもしれませんが、とても面倒ですよね。
会社自体の信頼がない
mixhostを運営しているのはアズポケット株式会社という大阪にある会社です。設立は2016年4月11日、資本金はなんと200万円と、新設の中小企業です。
レンタルサーバー業界は過去に何社も倒産が生じた歴史があるので、資本金200万円の会社が問い合わせに返信してこないとか非常に不安なのです。
と思ったら続報が来た
2018年5月25日、この記事を執筆した直後にmixhost公式ブログの更新があり、サービス改善のお知らせが来ました。
ディスク容量・メモリ容量の増量、CPUコア数アップ、転送量・ディスクI/O制限の緩和だそうです。かなり大幅なサービス改善なので驚きました。
しかし、jp1~jp16の契約者は、改善の恩恵を受けるまでに半年も待たなければならない可能性があります。
現在旧プランをご利用中の方へ(jp1~jp16,us1)
2018年6月~12月にかけて、順次新プランへの移行をご案内させていただきますので、新プランをご希望される方は今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
ただでさえサービス改善昨年から待っているのに、旧プランの人はいったいどれだけ待たされるのでしょうか・・。なお、同時に無料お試し期間の短縮という改悪も発表されました。
KUSANAGI for ConoHaに乗り換えた
サービス改善のお知らせは来ましたが、その他の理由でmixhostに我慢できなくなった私は乗り換え先をいろいろと検討し、KUSANAGI for ConoHaに乗り換えることにしました。
KUSANAGI for ConoHaというのは、ConoHaというVPSサービス上でKUSANAGIというWordPress高速実行環境を動かすと言うことです。
なんでKUSANAGI for ConoHaにしたの?
SEO的にもユーザビリティー的にも、ページの表示は速いに越した事はありません。もう私は「レンタルサーバー」の速度には満足できなくなってしまったので、もうワンランク上の性能のある「VPS」(バーチャル・プライベート・サーバ)を検討しました。
そして、「VPSでWordPressを動かすならKUSANAGIが速い!」というのは各所からの評判で耳にしていたので、試すことにしたのです。
VPSで定評があるのはこちらの3つのサービスです。
- さくらVPS
- Amazon AWS EC2
- ConoHa
3つの中でいろいろ悩んだのですが、AWSは料金が高く、さくらVPSは初期費用がかかったりと気軽に試せないため、最終的にConoHaにしました。
mixhostとKUSANAGI for ConoHaを比較してみた
ざっくりとConoHaとmixhostを比較してみました。比較したのはこちらのプランです。
- mixhost:スタンダードプラン
- ConoHa:1GBプラン
mixhost | KUSANAGI for ConoHa | |
初期費用 | なし | なし |
最低契約期間 | 3ヶ月 | なし |
月額料金 | 980円(12ヶ月契約の場合) | 900円 |
CPU | 3コア | 2コア |
メモリ | 2GB | 1GB |
SSD容量 | 50GB | 50GB |
Webサーバ | Litespeed | nginx |
通信 | HTTP/2, QUIC | HTTP/2 |
随時プラン変更 | ◯ | ◯ |
完全SSD | ◯ | ◯ |
初心者向け | △ | ✕ |
自動バックアップ | ◯ | △(別料金) |
お試し期間 | ◯(10日間) | ◯(クーポン利用で700円分〜) |
アダルトサイト運営 | ◯ | ✕ |
運営元の実績 | ✕ | ◯? |
こうしてみるとmixhostの方がスペックが高いんですよね。しかし、mixhostの方が遅い。なぜ?
両者の詳細な比較はこちらの記事にまとめました。
WordPressならmixhostとKUSANAGI for ConoHaどっちが高速?比較してみた
mixhostからConoHaに乗り換えた結果
mixhostからConoHaに乗り換えた結果、こうなりました。
GTmetrix
Webサイトのパフォーマンスを評価してくれるGTmetrixの結果はこちらです。
左側に記載のスコアはあまり変化がないのですが、ページのロード時間は大幅に短縮されました。
mixhostのとき:4.1秒
ConoHaに移行後:3.4秒
Google PageSpeed Insights
こちらはConoHaとmixhostとで結果は変わりませんでした。
モバイル:99点
パソコン:82点
管理画面の表示速度
KUSANAGIを利用していると、管理画面の右上にページ生成にかかった時間が表示されます。速ければ青、そこそこなら黄色、遅ければ赤色で表示されます。
mixhost時代は10秒以上も待たされることもありましたが、今では一瞬で表示されます。
ConoHaで高速WordPressを!
というわけで、ConoHaに乗り換えて移行私のサイト表示は更に高速になりました。
「mixhostが遅い」と言うのは最近よく耳にするので、更なる高速環境をお求めの方、ConoHaはおすすめです!