WordPressならmixhostとKUSANAGI for ConoHaどっちが高速?比較してみた

2018年5月29日

MixhostVSConoHa

こちらの記事に書いたとおり、私はmixhostが遅いし落ちるからKUSANAGI for ConoHaに乗り換えました。

ConoHaのおかげで、このサイトの表示がさらにさらに高速になりました(^^)

今回は、WordPressを動かすにあたって私が検討したmixhostとConoHa、2つのサービスを比較してみようと思います!

mixhostとKUSANAGI for ConoHaの比較

MixhostVSConoHa

mixhostKUSANAGI for ConoHaの主な違いを表にしてみました。比較したのはこちらのプランで、数万〜20万PV/月くらいのWebサイトを動かす想定です。

  • mixhost:スタンダードプラン
  • ConoHa:1GBプラン

赤字は特に劣っている箇所青字は特に優れている箇所を示しています。

mixhostKUSANAGI for ConoHa
初期費用なしなし
最低契約期間3ヶ月なし
月額料金980円(12ヶ月契約の場合)900円
CPU3コア2コア
メモリ2GB1GB
SSD容量50GB50GB
WebサーバLitespeednginx
通信HTTP/2, QUICHTTP/2
随時プラン変更
完全SSD
初心者向け
自動バックアップ△(別料金)
お試し期間◯(10日間)◯(クーポン利用で700円分〜)
アダルトサイト運営
運営元の実績◯?

高速なのはどちら?

こうして見てみると、ConoHaよりmixhostの方がスペック上の数字では高性能です。しかし、私が実際に両サービスを試したところ、サーバの応答速度・読込速度ともに実際にはConoHaの方が速いです。

以下、スペック上の違いを細かく見ていきます。

最低契約期間

最低契約期間に関しては、完全にConoHaに軍配が上がります。

mixhostは現在、3ヶ月の最低契約期間があります。しかも、契約が短ければ短いほど月額料金もかなり高くなってしまうのがデメリットです。例えば、スタンダードプランは36ヶ月契約をすると月額880円ですが、3ヶ月契約なら月額1,380円も払わなければなりません。

mixhost

一方でConoHaには最低契約期間が存在しません。むしろConoHaは時間単位課金を採用しており、1時間で使用をやめたら1時間の料金しかかかりません。非常に自由度が高いです。

conoha

CPUとメモリ

CPU

数字で見ると、mixhostはCPUが3コア、メモリが2GBなのに対し、ConoHaはCPUが2コア、メモリが1GBです。数字で見ると完全にmixhostの勝ちです。

ですが、前回の記事に書いたとおり、実際に両方のサービスを利用して試してみると、ConoHaの方がパフォーマンスが高いのです。ConoHaは非常にサクサク。

CPUの種類の違い

私が試してみた環境では、こちらのようにCPUの種類が違ったので性能に差が出ているのかもしれません。少しの違いですが、ConoHaの方がCPUが高性能です。

  • mixhost:Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2620 v3 2.40GHz
  • ConoHa:Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2640 v4 2.40GHz

Webサーバと通信

サーバソフトは、mixhostはLitespeed、ConoHaでは通常nginxが使われます。

いずれも非常に高速なWebサーバとして知られていますが、完全に同じ性能のマシンで動かした場合にはLitespeedの方が高速なようです。

また、mixhostConoHaともにHTTP/2に対応していますが、mixhostでは更にQUICにも対応しています。

CPUやメモリと同様、スペック上はmixhostの方が上ですが、実際のパフォーマンスはConoHaの方が良いです。

mixhostとConoHaは初心者向けか?

mixhostConoHaともに、初心者向けではないでしょう。

特にConoHaでKUSANAGIをセットアップするには、いくつものUnixのコマンド操作が必要です。細かいパーミッションなどのトラブルにも遭遇することが多く、初心者で扱うのは難しいと思います。

mixhostは、しばらくレンタルサーバーでWordPressサイトを運営してきた中級者以上の方、ConoHaはある程度のコマンド操作も分かる上級者に向いていると思います。

自動バックアップ

バックアップ

mixhostでは、標準で自動バックアップ機能が付いてきます。

一方、ConoHaでは標準で自動バックアップ機能はついてきません。月300円(0.5円/1時間)で自動バックアップ機能を追加することができ、最大3世代分が自動的にバックアップされます。

とは言え、私個人的には自動バックアップ機能はあまり信頼していません。(誤ってファイルを削除してしまったりしたときには便利ですけどね)

バックアップと言うものは、全く違う場所に保存しなければバックアップの意味も成さないと思うからです。特に、mixhostのような会社の歴史が浅いところにバックアップデータを預けていても、信頼がありません。。

me
私は常にBackWPupプラグインを使って、Amazon AWS S3にWordPressのデータをバックアップしています。S3の料金は4円/GBくらいで、トータルしても月100円もかかりません。

アダルトサイト運営

mixhostのメリットとしてよく挙げられるのが、アダルトサイトを運営できることです。もちろん、合法的なものに限られますが。

一方で、ConoHaではアダルトサイトを運営することができません。

アダルトや出会い系サイトでの利用は可能ですか?

出会い系サイトやわいせつ、児童ポルノ若しくは児童虐待に相当する画像、映像、音声若しくは文書等を送信又は表示する行為、又はこれらを収録した媒体を販売する行為、又はその送信、表示、販売を想起させる広告を表示又は送信する行為は禁止しています。弊社にて確認次第、サービスの制限をいたします。その他禁止事項に関しましては「ConoHa会員規約」[第21条]をご覧ください。

運営元の実績

会社

mixhostを運営しているのはアズポケット株式会社という会社です。設立は2016年4月11日、資本金は200万円と、新設の中小企業です。正直、いつ潰れてもおかしくは無いわけです。

一方で、ConoHaを運営しているのはGMOインターネットで、東証1部上場の会社です。

GMOは、うざいメルマガを送りつけてきたり、「サービス解約がしにくい」などとユーザの評判が悪いところがかなりあります(私も正直好きではありません)が、一応会社の信頼はあるでしょう。

少なくとも、すぐに倒産する事はなさそうです。

mixhostとConoHaで、ほぼ同じところ

両者のサービスでほぼ変わらないところを書いてみます。

初期費用

mixhostConoHaともに、初期費用は一切かかりません。非常にユーザに優しいですね。

お試し期間

mixhostでは、10日間のお試し期間があります(2018年5月に、30日間から10日間に短縮されました)。

一方、ConoHaでは公式にお試し期間と言うものは設定されていませんが、新規登録者に700円分のクーポンが付与されます。700円分あれば3週間くらいはお試し利用できるのでお得ですね。

随時プラン変更

急激なアクセス増加等の際にも、mixhostConoHa両者とも、随時のプラン変更が可能です。

もちろん、プランのアップグレードだけではなくダウングレードにも対応しています。

完全SSD

SSD

mixhostConoHa両者ともストレージは完全にSSDを採用しています。

なお、ConoHaでは上位のプランを選んでも容量は50GBのままですが、mixhostは上位プランではSSD容量も増えていくのがメリットです。

結局どっちがおすすめ?

おすすめ

mixhostとConoHa、どちらも高速なサーバですが、結局どっちの方が良いでしょうか。

私が思うに、mixhostの方が良いのはこんな人です。

  • セットアップが面倒なんてイヤだ
  • 絶対にしばらく解約しないので長期契約してもよい
  • 運営するのはアダルトサイトだ

一方で、ConoHaがおすすめなのは、こんな人です。

  • とにかくサーバは速いほうが良い
  • 多少セットアップが面倒でもOK
  • UNIXのコマンド操作もまぁなんとかなる

こちらの記事にも書いた通り、私はmixhostを13ヶ月使い続けてきましたが、あまりの遅さと不安定さに乗り換えを決意しました。ConoHaに移行して、私のサイトはより高速に動いてくれています

ConoHaに移行して、セットアップが面倒だったり自動バックアップ機能がないのはちょっと悲しいですが、その欠点をはるかに上回るメリットがあるので、大変満足しています。

みなさんも是非ConoHaを使ってみてください!

ConoHaの公式サイトへ

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Posted by auto-ts.net