はじめてのMT4〜MetaTraderでFXの自動売買を始めてみる〜

2016年12月11日

MT4

FXに興味を持ち、調べている方は「MT4」という言葉をよく耳にするでしょう。

本記事では、MT4の使い方、自動売買のやり方を解説してみます。

MT4とは?

MT4(えむてぃーふぉー)とはMetaTrader4(メタトレーダー4)の略で、無料なのに高度なFX取引ツールのことです。ロシアのMetaQuotes Software社製なのですが、世界中で使われており、FXの世界で最も有名な取引ツールといってもいいでしょう。

自動売買のツールとしてはもちろん、チャート分析ツールとしても非常に有名です。

他の取引ツールと何が違うの?

MT4は、MT4に対応している世界中のFX業者と取引ができます

一方で、FXでFX会社の口座を開設すると、それぞれの会社の取引ツールがありますよね。例えば、有名所のDMM FXでこのようなツールが使えます。

DMM FX

このようなFX会社独自のツールと何が違うのでしょうか?

世界中の情報と英知が集まっている

MT4は、FXの世界標準の取引ツールです。

ですので、世界中の情報をそのまま自分のものにできてしまいます。有名所ではTrading System ForexとかForex Factoryなど、無数にMT4情報サイトがあって、毎日のように有力な情報やインジケーターなどが情報交換されています。

もちろん英語のサイトだけではありません。日本語の情報もとても充実しているので、いろいろなサイト・ブログにMT4の情報がたくさんあります。

インジケータが豊富

インジケータとは、移動平均線やMACDなどのテクニカル指標のことです。

MT4では、便利なインジケータが無数に存在していて、たくさんの人が「どのインジケータが儲かるか?」というのを研究しています。

一般的な取引ツールでは、MACDやRSI、CCIなど有名なインジケータしか使えないことも多いと思いますが、MT4では標準で揃えているだけで50個以上あり、更にネットから様々なインジケータを組み込んで使用することもできます。

私が面白いなと思ったインジケータには、例えばハーモニックパターン検出インジケータなどがあります。

また、自分で新たなオリジナルのインジケータを作成することも可能です。

自動売買ができる

MT4の最大のメリットは自動売買ができることです。

自動売買プログラムを組み込むことで、24時間自動でMT4が売買してくれます。この自動売買プログラムのことを、MT4の世界ではEA(Expert Advisor:エキスパートアドバイザー)と呼びます。

このEAは、無料で配布されているものがあったり、有料で販売されていたり、自分でつくることもできます。

me
無料で配布されているのに、収益をあげられるものもあります。

自動売買をすることで、自分が寝ていようが遊んでいようが、勝手に売買を行ってくれます。

バックテストができる

上記のようなEAを「過去の相場に当てはめてみたらどうなるか?」を検証することをバックテストと呼びます。MT4では非常に簡単にバックテストができるので、「このEAを、過去1年間で取引していたらこれだけの結果が出せた!」というのを簡単に確かめることができます。

バックテストができると、更に良いことがあります。それは戦略の追求です。

FXで良い戦略を思いついた
→実際にバックテストで試してみたら、あまり良い結果が出なかった
→戦略を修正してもう一度バックテストしてみると、今度は良い結果になった!

というように、バックテストを繰り返して戦略を追求することができ、戦略をどんどんと高めてより高収益を狙うことができます。

CFDまで取引できちゃう

海外のFX業者を使うことで、CFD取引、簡単に言えば金や原油などを売買することも可能です。

私はTitan FXと言う海外業者の口座を持っているのですが、ここでは本当に様々な商品を売買することができます。

もちろん、これらも自動売買が可能です。

MT4を使った自動売買の始め方

そんな便利なMT4ですが、どのように始めていけばよいかを紹介してみます。

はじめに:FXの基礎知識を身につける

いくら自動売買といえとも、FXの基礎知識は必要です。

「スプレッドって何?」「雇用統計・・・?」という状態では、まずFXの基礎を学んで、実際に自分の手で取引することをおすすめします。

詳しくはFXの基礎知識の身につけ方まで

①MT4対応業者の口座を開設する

MT4を使ってFXの自動売買をするには、MT4に対応した証券会社の口座を開く必要があります。

MT4の業者には、大きく分けて国内業者と海外業者の2つが存在します。

私は国内業者を主に使っていますが、海外業者には国内業者にはないメリットがあります。

詳しくはMT4対応FX会社の選び方まで

②VPSを契約する

VPS(ブイピーエス)とは、簡単に言えば自分のパソコンに代わって、24時間取引をしてくれる代理のパソコンです。MT4で自動売買を行うには、VPSを契約するのがおすすめです。

もちろんVPSを借りなくても良いのですが、リスクを抑えるためにVPSを契約するのがオススメです。

詳しくはMT4対応VPSの選び方と、有名FX用VPS、お名前.com デスクトップクラウドの始め方まで

③MT4をインストールしてFX業者に接続

口座開設とVPSの契約が終わったら、PC上にMT4をインストールし、業者のサーバに接続します。

詳しくはこちらの記事まで!

MT4のインストール〜アカウント作成〜起動まで、OANDA JAPAN編

④EAを入手する

次に、EAを入手しましょう。EAの入手方法は無数にあり、無料のものから有料のものまで様々です。

詳しくはEAの入手まで

⑤EAをテストしてみる

入手したEAですが、より良いパフォーマンスを発揮するにはEAのバックテストを行い、パラメータを調整、最高のパフォーマンスが引き出せるようにすると良いです。

詳しくはEAのテストまで

⑥EAを稼働させる

パラメータ調整が終わったら、EAを稼働してみましょう。最初はデモ口座で様子を見て、充分な成績であると思ったら実際の口座で稼働させるのが良いと思います。

詳しくはEAの稼働まで

MT4に役立つその他のTips

他にもMT4には様々なテクニックがあります。

MetaTrader4の用語を整理してみた【MT4用語集】

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Posted by auto-ts.net