【書評レビュー】自分の時間を取り戻そう。これからの時代は「生産性」がキーワード

2016年12月9日

生産性

いつもいつもちきりんさんこと伊賀泰代さんの書籍には感銘を受けているのですが、今回の書籍も素晴らしい本でした。

キーワードは「生産性」です。

特に「ライフハック」であったり、「自分自身の生産性」というものについて考えたことのない方は、読んでみてはいかがでしょうか。

生産性

今回、下記のような書籍が2冊出ております。名義は「ちきりん」さんと「伊賀泰代」さんですが、お二人は同一人物と言われております。

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

ちきりん
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いずれの書籍も「生産性」をテーマに扱っています。働くにも、日常生活にも、生産性が必要、という内容です。

そもそも生産性とは?

生産性ってなんなんでしょうかね。

生産性とは、簡単に言えば「時間あたりに生み出せる○○」です。

例えば話が自動車工場であったら、「1日あたり何台の車を生産できるか?」が生産性にあたると思います。

仕事であれば、例えば1時間あたりに「資料が何個作れるか?」「何個のアイデアが出せるか?」「いくら売り上げられるか?」が生産性となるでしょう。

 

ただし、「日常生活の生産性」を定義するのは難しいですね。日常生活では特に何も生産しないわけですから。

私の解釈ですが、おそらく「時間をどれだけ自分のために使えるか?」が日常生活での生産性になるかと思います。

例えば、「病院の待ち時間が長い」「ATMで長い行列に並ぶ」「住民票を取りに行くために役所に行かなければならない」「手書きで履歴書を書かなければならない」「台風や大雪なのに会社に行かなければならない」などが、非生産的な行為かと思います。

逆に、「通勤時間が短い」「ネットで簡単に買い物できちゃう」「渋滞を回避するルートで快適に運転ができた」「たまには美味しい出前を頼んでみる」「ロボット掃除機や食洗機を買ったら家事の時間が短くなった」などが、生産的な行為といえるのではないでしょうか。

日本人の生産性は低い

最近、ニュースやビジネス書等々でも「生産性」のキーワードを多く目にします。中でも興味深いと思う論調は、「日本人の生産性は低い」というものです。

例えばこちらの記事では、日本人の「一人あたり」の成績の悪さに関して述べられています。

「1人あたり」は最低な日本経済の悲しい現実

生産性

日本が世界◯◯ランキングの上位になっているのは、あくまで「人口が多いから」であって、一人あたりに換算すれば実はかなり悪い、ということです。

  • 1人あたりGDPは先進国最下位(世界第27位)
  • 1人あたり輸出額は世界第44位
  • 1人あたりノーベル賞受賞者数は世界第39位
  • 1人あたりメダル獲得数は世界第50位

近ごろの日本では、いわゆる「働き方改革」が叫ばれています。少子化により若い世代が減る中、過労死に寄る自殺者をなくし、生活にゆとりを持ちながらも高いレベルの価値を維持するために、生産性を上げなければなりません。

ちきりんさん・伊賀泰代の本からも、この記事からも、近頃の風潮からも、日本人はもっと生産性を上げていくべきということが分かります。

どうやって生産性を上げる?

ではどうやって生産性を上げるか。もちろん色々な考え方や行動力を変える必要があるのですが、最も本で述べられているのは次の2点かと思います。

  • 使う時間を制限する
  • 行うことの取捨選択をする、全てのことを行わない

本書内では具体例などなども様々述べられています。

正直な所、普段から生産性を意識している私にとってはかなり冗長な説明もありましたが、逆を言えば「生産性について何も意識したことのない人」には非常にわかりやすい内容になっています。

ちきりんさんの説明は非常にわかりやすいです。まずは「自分の時間を取り戻そう」の方から読んでいきましょう。

自動売買で生産性は上がるか?

さて、私は株やFX投資では自動売買を使っています。そのほうが生産性が高いと考えるためです。

自動売買をしていれば、取引時間中にパソコンの前に張り付く必要もありません。その時間を別のことに充てることができます。

寝ていても旅行をしていても、利益を上げることができるのです。利益を上げながら別の生産をすることができるのです。

もちろん、不動産投資などの投資も、一度手から離れれば自分の時間を奪わないので生産性が高くなります。

自動売買を始めるにはある程度の勉強が必要ですし、ビジネスニュースにもついていかなければなりません。しかし、一度始めてしまえはあまり自分の時間が制限されることはありません。

私は今後も生産性を意識し続け、活動してまいります。