イーサリアムなど仮想通貨マイニングで稼ぐ!PC・GPUの揃え方・始め方

2017年6月27日

GPU

前記事、イーサリアムなど仮想通貨マイニングで稼ぐ!メリット・デメリットにて仮想通貨マイニングの良さを説明してみました。

今回の記事では、そんなマイニングの始め方について解説してみます。

マイニングPCをつくる

前記事にも書いた通り、マイニングのためのパソコンは自作する必要があります。GPUを何枚も積んだPCを自作した方が圧倒的にマイニング効率が良いからです。

下記のようなパーツを購入すれば、とりあえずマイニングPCを組み立てることができます。お財布と相談ですが、最低でも10万円程度は用意した方が良いです。

私は40万円ほどかけてマイニングPCを2台構築しました。これで月に10〜15万円程度儲かる計算です。

グラフィックボード

マイニングに最重要のパーツ、グラフィックボード(GPU)です。マイニング性能はこのGPUの性能で決まります。

現在、マイニングに効率が良いとされているのは、NVIDIAのGeforce 1070/1080シリーズ、およびAMDのRadeon RX570/RX580シリーズです。

ただし、マイニングが儲かることが知れ渡ってしまい、特に効率の良いRadeonのRX570/RX580シリーズが入手困難になっています。

Amazonなどで不定期に入荷しているようなので、チェックしてみましょう。

マザーボード

各種パーツをつなげる母体となるマザーボードです。効率よくマイニングするためには、GPUをどれだけ多く搭載できるかが重要になってきます。

私が買ったのはASUSのH270-PLUSです。他にもマイニング向けマザーボードのTB250-BTCも良いとされています。いずれもグラフィックボードが6枚搭載できます。

電源

その次に重要なパーツが電源ユニットです。GPUを複数搭載したパソコンはかなりの電力を食います。

GPU1枚が150Wを消費するとして、6枚で900Wにもなります。GPUを6枚搭載したマイニングPCを構築するなら、1,000W以上に対応した電源を購入する必要があります。

また、電源の性能(変換効率)も重要です。家庭用コンセントの100Vから12Vなどの低電圧に電源ユニットが変換する際に、高効率でないと電気代が高くなってしまうのです。

変換効率には認証があって、80PLUS規格のGold認証以上のもの(Gold、Platinum、Titanium)を選びましょう。私が購入したのはCorsair(コルセア)のRM1000xです。

CPU

マイニングには高性能なCPUは不要です。重要な計算はすべてGPUにさせるためです。安く仕上げるために、私は安価なCeleronを選びました。

メモリ

メモリも高性能なものは不要です。私は4GBが2枚セットのメモリを買い、2台のPCに1枚ずつ使用しています。

OS

OSはWindows10が良いでしょう。無料で手に入るLinuxを使うこともできますが、多くのマイニング用ツールはWindows対応のものが多いです。

Windowsはかならず64bit版を選んで下さい、32bit版はマイニングに使用できません。

ライザーケーブル

ライザーケーブルとは、マザーボードのPCI Express x1端子をx16端子に変換するケーブルです。このケーブルを使って、グラフィックボードを6枚接続します。

SSD

ハードディスクでもOKです。そんなに容量は使いませんので、最低40GB程度あればOKです。

その他

その他、私が買った便利なものを紹介します。

電源スイッチ

マイニングPCは、普通のパソコンのようにケースに入れないことが多いようです。(なぜならそんな大きなケースは高額ですし、うまく放熱できないので)

なのでパーツがむき出しになっています。ケースがないのに電源を入れなければパソコンは動きませんので、電源スイッチを買っておくと便利です。

買ったパーツをセッティングしよう

次の記事では、買ったパーツを組み合わせて、マイニング環境を整えてみます。

イーサリアムなど仮想通貨マイニングで稼ぐ!セッティング・環境構築編