法人・個人事業主向けのAmazon Businessを一人法人が試してみた!登録方法と使い方

2017年9月20日より、法人・個人事業主向けのAmazonの新サービス、Amazon Businessがスタートしました。法人や個人事業主がビジネスで利用する商品を、Amazonで購入できるようになります。
Amazon Businessはアメリカでは2015年4月に登場しており、日本は世界で4か国目のサービス開始国のようですね。
今回はそんなAmazon Businessを、一人で法人をたてている私が早速試してみました!
Amazon Businessのメリット
Amazonを個人で利用している人は多いと思いますが、わざわざAmazon Businessというビジネスサービスを使うメリットはあるのでしょうか。
Amazon Businessでは、こんなメリットが紹介されています。
法人特別価格
ここが大きなメリットでしょう。
Amazon Businessを利用することで、一部の商品が個人アカウントよりも価格が安くなるみたいです。すべての商品が対象ではないようですが、魅力的ですね。
プライム配送が無料に
期間限定での特典なのですが、個人であればAmazonプライムの年会費が必要な「お急ぎ便、日時指定便」といったサービスを無料で利用できます。
特典の終了時期は未定のようですが、Amazonのいつもの姿勢から考えると数年は継続しそうな気がします。
分析・レポート機能
私は一人法人なので利用予定はありませんが、
「グラフや表にて購買レポートを見やすく表示」したり、「全社や部門、ユーザーごとに購買履歴を管理、分析」できる機能があります。
請求書払い
個人では利用できない請求書払いも可能です。
私はクレジットカード払いを利用予定なので請求書払いを利用するつもりはないのですが、会社によっては便利でしょう。
Amazon Businessへの登録方法
さて、Amazon Businessの利用には、個人アカウントとは別にAmazonのビジネスアカウントというものを開設しなければなりません。しかも審査もあるみたいです。
審査があると聞くと一人法人としては少々不安ですが、まあ大丈夫だろうと信じて開設に進んでみます。
アカウント開設
Amazon Businessにアクセスして、アカウント作成に進みましょう。
サインインを求められましたので、なんとなく既存の個人アカウントでログインしてみます。
企業情報を入力
次の画面では、企業情報の入力を求められました。
法人ではこのような情報を入力します。資本金などを入力する必要もなく、非常に一般的な内容ですね。
法人と個人事業主とで入力内容が異なるのは法人番号のみでした。審査スピードを早めるために、法人番号は入力しておいたほうが良いと思います。
連絡先情報
次の画面では担当者氏名などを入力します。何故か所属部署名が必須です。一人法人だと困ってしまいます。
アカウントの作成方法
既存の個人のAmazon.co.jpアカウントを持っている場合、法人アカウントの作成方法を選ばなければなりません。方法は2つです。
- 新規でビジネスアカウントを作成する
- 個人アカウントをビジネスアカウントに移行する
私は個人アカウントを移行してしまうのが若干不安だったため、念のためビジネスアカウントを新規作成することにしました。その場合、ビジネスアカウントのメールアドレスをどうするか選べます。
また、このように個人用のアドレス帳や支払い方法をビジネスアカウントに移行することができます。
登録完了
これにてAmazon Businessへの登録が完了です。登録は非常にシンプルでした。
ここから審査が発生し、審査が終了すればAmazon Businessが使用できるようになります(^^)
追加書類を求められた
登録してから土日を挟んで3営業日後、追加書類を求めるメールがやってきました。
「情報を確認
追加で必要な書類と言われたのは、以下のいずれかです。
- 過去6か月以内に発行された、
企業名および会社所在地が明記されている公共料金の領収書 - 企業名および住所が明記された印鑑証明書
- 企業名および住所が明記された法人設立届出書
- 過去6か月以内に発行された、
ご自身の連絡先名および企業名が明記されている社判つき在籍証明 書 または、次の2点の書類
- 過去6か月以内に発行された、社判のない在籍証明書
- ご自身の連絡先名、企業名、会社所在地が明記された名刺
ちょうど印鑑証明書があったので、ここからアップロードしました。
無事に開設できた
追加書類を提出した次の日、このようにAmazonビジネスアカウントの開設ができました!
一人法人でも請求書払いもOKのようです。
請求書払いの設定
請求書払いを実際に利用するには、請求書を受信するメールアドレスを設定すればOKです。
これだけで請求書払いが使用できるようになりました。
Amazon Businessの画面
これがAmazon Businessが使えるようになった画面です。個人アカウントの画面とは全然違いますね、スッキリした印象です。
しっかりと、ビジネスアカウントの特典であるプライム配送も付帯されているようです。
どんな商品が安いの?
気になるのは法人特別価格です。いろいろ調べたところ、確かにいくつかの商品が個人アカウントより安くなっていました。一例を挙げてみます。
- エイピーピー・ジャパン
-
価格 ¥ 2,003
¥ 2,710 - 販売者 Amazon.co.jp
こちらのコピー用紙は、法人価格の方が5%ほど安くなっています。対象商品には法人価格と表示されるようです。
Amazon Businessのデメリット
最後に、私が気づいたAmazon Businessのデメリットを書いてみます。
医薬品が購入できない
Amazon Businessでは、医薬品が一切購入できません。医薬品は検索結果に出てきますし、カートにも入れられるのに、購入画面でエラーが出てきます。
医薬品は購入できない仕様なら検索画面に出ないで欲しい。
Kindle書籍がない
Amazon BusinessにはKindle書籍は一切無いようです。カテゴリ一覧にも出てきません。
Kindle書籍は個人アカウントで買えと言うことですかね。
以上2つのデメリットを紹介しましたが、総じて良いサービスだと私は思います。
気になる方は、ぜひAmazon Businessを試してみてください!