書評・レビュー「日本株 独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」

投資

ファンダメンタルを組み込んだ自動売買を実現するため、最近はいろいろとファンダメンタル投資に関する本を読んでおります。今回は「日本株 独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法」という本のレビューです。

題名の通り、リスクは有るけれどもハイリターンな投資を目指し、7年で3億円をゲットした著者の投資法を、実際の銘柄や思考法を踏まえて紹介しています。

目次

著者の目指すファンダメンタル投資

著者は、本の中でこのような投資を目指していることを述べています。まさにバリュー株投資ですね。

「何かのきっかけ」が見込める銘柄をあらかじめ探して購入しておけば、割安さが解消される家庭で利益を出すことができる

本書では、このような投資法をどうやって実現しているか、かなり詳しく解説されています。また、実際に投資を行った過去の例を、その時にどういう考え方をして投資したか?の思考プロセスを詳しく解説してくれているところが大変勉強になりました。

本で勉強になったと思える箇所を紹介しつつ、レビューしてみます。

好業績かつ割安な株というのは、でき高も少なく割安な株価に放置されたまま大きな動きをしません。ある意味、人知れず割安に放置されているとも言えます。

このような株はデイトレーダーのような短期投資家には魅力がありませんので、そのような投資家には見向きもされませんし、テクニカル的にも底値圏のチャートの形をしていますので、チャート重視のテクニカル投資家も敬遠します。

つまり、たまたまその銘柄の業績を見たファンダメンタル投資家しか、新たな買い手がいないのです。それも本当に好業績かる割安であったとしてもです。

投資候補から除外する銘柄

著者は、このような銘柄を投資候補から除外するようです。

日経225採用銘柄、あるいは時価総額が1,000億円以上の銘柄

わずかな元手から億を目指す投資には不向きとのこと。また、このような一流銘柄は分析が進んでいて、株価が真の価値と乖離することが皆無のため、いわゆる「バリュー株投資」はできません。

買いの理由が弱い銘柄

投資候補として銘柄を掲示板などで見つけたら、その投稿内容を読んでみるそうです。

たいてい誰かがその銘柄を買う理由を書いてくれているので、「買うべき理由」を調べる手間が省けます。そしてその内容を見て、凄いと思えるかです。ここでピンと来ないようなら銘柄の良さがわからないか、大した魅力がない銘柄ですので、投資は避けたほうが無難とのことです。

既に株価が割高になっている銘柄

既に値が上がって割高な銘柄は、買いの理由があっっとしても株価とのギャップが埋まっており、株価上昇が見込めません。

また、四季報を眺めてみてこのように除外を行うようです。

EPSの伸びからPERを逆算

EPSの平均的な伸びから、3年後のEPSを計算します。例えばEPSが年に10%伸びているなら、30%増しで考えます。これで計算した1株あたり純利益で概算のPERを計算します。

計算したPERが15倍を超えるようなら、投資対象から除外します。できれば10倍以内が理想とのこと。

本来なら業種によって基準となるPERを変えるべきですが、著者は投資対象を一瞬で判断するために一律の倍率で考えているようです。

上方修正期待銘柄の探し方

株探でサイト内の銘柄探検をクリックすると、ズバリ「上方修正が有望な銘柄」という記事が載っています。

例えば「【中間期】時点 通期上振れ 有望銘柄」を見てみると、「進捗率」が載っています。これは、会社が自分で予想している年間利益の何%を達成したかを示す数値です。例えば中間期であれば、50%を達成していれば普通といえます。

ここから以下の条件を満たしている会社を絞り込みます。

  1. 進捗率が67%以上
    →ただし株探の数値は最新のものでない可能性があるので、最終的には決算短信をチェック
  2. 5年平均進捗率と実際の進捗率の差が10%以上である
    →季節銘柄(特定の時期に稼ぐ会社)を除外するため
  3. PERが20倍以下
    →上方修正しても割安にならない株は除外

その後、決算短信から今期の予想PERを計算し、過去のPERと比べて低くなっているなら、投資を検討します。

赤字銘柄の中から業績回復が見込める会社を探す

現在は赤字であるために株価が低く抑えられているものの、黒字化が見込める銘柄は株価が急騰することがあります。

自分で業績回復が見込める銘柄を探さなければならず、一律で見分ける方法はないので、難易度は高いですね。ただし、得られる利益はかなりのものになります。

筆者はスマホゲーム会社はアプリの売上ランキングから収益が予想できることを参考に、KLab株で大きく儲けたようです。詳しくは本記事の下の方に。

会社の業績を一瞬で判断するためのポイント

業績が良く割安な銘柄を選び、その中でチャートや需給を見てタイミングの良い時に時に購入しなければなりません。

チェックすべき点はこちらの通りです。

売上と営業利益が年々増え続けているか

業績の良い会社というものは、本業で業績を伸ばしているはずです。すなわち、売上と営業利益を見て年々増加しているかが重要になります。

従業員数の増加

好調な会社は事業を拡大しているので、従業員を増やしているはずです。これに関しては1冊の四季報では分からないので、何冊か四季報を見る必要があります。

そんなに神経質になる必要はないようですが、大きな理由無く従業員数が減っている場合には注意が必要とのことです。

財務の健全度

業績好調でも、ひとつ風向きが変わっただけで傾くような会社は危険ですね。

  • 自己資本比率が15%(かなり緩め)以上
    →ハイリスクハイリターン銘柄は20%を切ることも多いため。1ケタになると、マズい
  • 1株あたり純利益が連続でマイナスになっていない
    →赤字ではない、ということ
  • 営業CFがマイナス、かつ有利子負債が多い場合はNG
    (ただし景気の良いときであればOK)
    →手元の運転資金すら借り入れが必要な状態の会社を避ける

割高な銘柄を避ける方法

業績が良くても、割高な株価では買うことはできません。そこで最も頼りになるのはPERとのことです。

PERが低いということは、稼いだ利益に対して株価が低い→割安ということです。

ただし、低PERでも次のような銘柄は避けるべきです。下記の3つに気をつけると、本当は低PERで無いのに「低PER」と言われてしまう銘柄を避けることができるようです。

EPSが1年だけ高い銘柄

1年だけ高いというのは、M&A等によって「負ののれん」がついた、資産売却等による特別利益がついた場合などが考えられます。いずれも本業の利益ではないので、会社の実力でPERが低くなっているとはいえません。低い方の数値を参照することです。

営業利益に比べて経常利益が極端に高い銘柄

財テクなどで稼いでいる会社は、経常利益が営業利益の2倍近く、あるいはそれ以上になるようです。

このような銘柄は、営業利益の6割程度(法人税を引いたと計算)を純利益として計算して割安かを判断すべきとのことです。

経常利益≒純利益の銘柄

つまり、法人税をほとんど払っていないということです。7年以内に赤字を出した会社は利益相殺で法人税を払う必要がないためですね。

このような会社は、本来払うべき法人税を払わずに出した利益のため、純利益を経常利益の6割になおして判断すべき、とのことです。

他の投資家の心理

材料が出れば株価は動きます。しかし、材料が出ていないときの株価の動きを知るためには、他の投資家の心理を読まなければなりません。といっても、全ての人の心理を読む必要はありません。世の投資家をいくつかのカテゴリに分類して、それぞれの人達がどう考えているかをだいたい読めればいいとのことです。

デイトレーダー

デイトレーダーは業績を見ず、1日の間に株価が上下に大きく動く銘柄を好みます。

例えば今まで一定の範囲の値で動いていた株が、あるとき均衡を破った時、デイトレーダーはこの需給バランスの崩れた銘柄を見て「買いが強い」と見るや追随して買い注文を入れます。

しかしその勢いはいつまでも続くはずもなく、勢いが止まったところで売って利確します。

つまり、デイトレーダーはその銘柄の材料などはほとんど無視して、急騰や急落の動きに乗って利ざやを稼ぐことになります。彼らなりの合理的な判断をしているのです。投資の世界に身をおくからには、世の中にはこのような投資家がいて株価を動かしていることを知っておくことが大事とのことです。

中長期の需給を判断するポイント

見るべきポイントはチャート、でき高、信用残です。

信用残は将来の買い圧力(売り圧力)になります。反対売買の予約が入っていることを覚えておきましょう。

また、大口投資家の空売り残高が発行株式数の0.5%を超えると公表されますので、http://karauri.net/などでチェックしておきましょう。
(ただし、大口の場合は空売りしながらも現物株を同時保有していることもあるので注意)

仕手株における需給と株価の動き方

仕手株は危険な銘柄でもあるので、すべての投資家がその考え方と、株価の動きを知っておいた方が良いと思います。

仕手筋は狙った株を安値で仕込んで、吊り上げて高値で売りたいと考えています。

仕込む時に他の投資家が買ったりして目立って値が上がるとデイトレーダーが寄ってくるので、大きな値動きをしないようにします。

と同時に、安値で株を買うためには、既存株主に安値で売ってもらわねばなりません。そのために株価を微妙に動かして横ばい/少しずつ落としていきます。それを見た他の投資家が「もうこの株は上がらない」と思って売却していきます。あまり株価を下げすぎて割安株狙いの長期投資家に買われたりしても厄介なので、株価は下げすぎることはできません(つまり、優良割安株は仕手株にはなりえません)

結果として、仕手株の仕込み時期の株価は低迷、でき高は少ないという状態が一定期間続きます。(でき高は以前より少しだけ高い場合も)

集め終わると、仕手筋は情報屋をやっていることも多いので、顧客に「この株は買いだ」と情報を出します。

そして多くの投資家に買わせるために、でき高を増やして株が上がっていく上昇チャートを作ります。Yahoo!ファイナンス等の掲示板に「この株は良い!」と書き込みをしたりします。銘柄の存在と上昇の知らせを、高値の株を買いに来てもらいます。するとテクニカル投資家にもデイトレーダーにも自分の持ち株を売ることができるようになります。

そして仕手筋は、多くの人が熱狂的に買っている段階で持ち株をどんどん売ってしまいます。

テーマ株

テーマ株の場合、仕手株と違って単独の力で強引に株価を動かすことのできる勢力はいません。とはいえ、材料が出た後の動きは仕手株に近い動きをします(ただし、天井は低い)

事前に分かっているテーマ(自動運転とか人工知能など)は、事前に仕込んでいる投資家がいます。この場合はこれらの投資家が仕手筋に近い動きをしますので、基本的に仕手株と同じような動きになります。異なるのは、明らかに高すぎる株価まで上げる勢力がいないので、株価は何倍にも化けません。上げるようなチャートも作られていないのでテクニカル投資家も入ってこず、天井が低くなります。

事前にわかっていない突然のニュースの場合、普段からこういう系統のニュースが出た場合にはこの銘柄を買うと事前に整理できている人が強いです。

急騰した銘柄があって、仕手株かテーマ株か分からなくても問題ありません。天井が違うだけで同じような動きをするからです。あとは他のプレイヤーの心理を読んで、高値を買わず、早めに売ることを心がけましょう。

チャートとでき高から上がる株を読む

チャートから実際に株が上がる直前のパターンを読むこともできます。

パターン1

  1. ローソク足の底値が徐々に切り上がっている
  2. でき高が徐々に減ってきている
  3. 近くに大きな株数の売り板が存在しない

チャートは日足でも分足でも構わないそうです。

でき高が減ってきていると言うことは、売りたい人、買いたい人ともに減っているということです。そのうち、どちらが特に減っているかというと、売りたい人です。

買いたい人が減っているのであれば、売りたい人は少し妥協してでも株を売ろうとするはずです。その場合、ローソク足の上値が切り下がっていくチャートになります。

しかし今回は底値が切り上がっているので、売りたい人が減ってきたために、買いたい人がなかなかその株を変えなくて、買値を妥協して少し高値でも買おうとしているのです。

1と2の条件を満たしている時に、板を確認します。仮定が本当であれば、現在の株価に近い売り板は存在しないはずです。売り板がなければ、買いたい人は欲しい株が変えずに、少しずつ上の値段の売り板をしぶしぶ買っていることがわかります。

このパターンが出てくると、誰かが我慢できなくなって、上の売り注文を一気に買いにきます。

パターン2

  1. しばらくの間、ローソク足がおおむね上昇傾向である
  2. 直近数日は株価の変動が少ない
  3. 直近数日のでき高がおおむね減少傾向である

基本は日足を対象にします。このパターンは大口が介入しているパターンに分類されます。

2の条件がポイントになります。というのも、デイトレーダーなどの短期投資家はこのような株を嫌うのでさっさと売ってしまいます。大口はでき高を見ながら、株価上昇の妨げになる短期的な売りが枯れたのを見計らって株価を一気に上げに来ます。

個別株トラリピ

「個別株トラリピ」というのは私が勝手に名付けたのですが、筆者はFXで有名なトラリピと同じような投資法を個別株で行っているようです。

対象となる株はこのような株に限られます。なぜなら、株の持ち越しをするので、悪材料が出たときなどの暴落をまともに喰らうリスクがあります。なので、このような下値の限られる銘柄を選択します。

  • 業績が安定している銘柄
  • PBR1倍を大きく下回る銘柄
  • 利回り3%以上の銘柄
  • 優待があり優待利回りが高い銘柄

このような株で、かつ銘柄の数週間の動きを見て、一定のボックス圏で動いているようであれば、その範囲内でリピート買いをします。

何日も約定しない日があったりしますが、しつこく注文を繰り返せば値幅を取り続けることができるとのことです。

また、加えて更に条件があります。

でき高があること

でき高が無いと、下値で買い、上値で売る、ということができません。

値動きが大きいこと

ボックス幅が5円の銘柄よりは、20円の銘柄の方が値幅がとれます。あまりに大きい銘柄はリスクが大きくなりますが、手数料ばかりかかり、儲けが少くなります。

また、できれば1日の間に何回も上下に動く銘柄が望ましいです。

この投資法の問題

問題は想定の下限を割ったときです。損切りか、持ち続けるかの判断をします

悪材料が出て株価が落ちた場合には、迷わず損切りします。もともと下値不安の少ない銘柄を選んでいるので、致命的損失にならないでしょう。

悪材料が出たわけでもなく株価が下落した場合には、著者は下値を買い進めたそうです。ただしこの方法を行うにはかなりの購入余力が無いといけません。

自分なりの目標株価を決めておく

割安な株を買う投資をする場合、目標株価を決めておく必要があります。計算方法としては、上方修正銘柄であれば、上方修正後の平均PERがおおよその基準となります。

例えば、過去の平均PERが10倍の銘柄・業種であれば、上方修正によりEPSが70→100円まで上がるとすれば、適正株価は10 × 100 = 1,000円になります。

そして実際の株価の動きとしては、一度適正株価を超えて大きく上昇し、最終的に適正株価に落ち着く動きをすることが多いです。経験上、高くても適正株価の2倍ぐらいが上限になることが多いので、適正株価を超えてきたら天井が来ないか注視し、あるいは少しずつ利益確定を進め、適正株価の2倍くらいまでくるようになれば、全てを利確するのが無難です。

逆に、株価が下がるときも適正株価を超えて下がる場合が多いので、安く仕込むチャンスになるとのことです。

株を買うタイミング

今までの知識をもとにすると、今から買おうとする株は何かきっかけがあって株価上昇が見込める銘柄になります。

買うタイミングで、そのギャップが埋まるきっかけとなるのがいつになるかを考えます。

上方修正期待銘柄・黒字化期待銘柄の場合

業績の上方修正は決算の1週前に出ることが多いです。というのは、決算予想を一定以上の割合で変更する場合は、1週前までにIRを出す必要があるからです。従って、購入タイミングは決算の1週前より少し前が最も良いタイミングになるとのことです。

(ただし、中には早めにIRを出す銘柄もあるので、過去のIRの出し方を要チェック)

また、明らかに上方修正が投資家に読まれていて株価上昇が始まっている場合には早めに購入したほうが良い場合もあります。

黒字化期待銘柄の場合も、これと同様です。

なぜか株価が不当に低く抑えられている時

難しいのはこちらです。1つの方法としては、株価が明らかに不当に落とされていることに自信があるのなら、安い時に仕込んでしまう方法があります。

いつ上がるか分からないけれども、いつか必ず上がる自信があるのなら、倒産や下方修正の心配が無いのならこの方法が買うタイミングが最も簡単、とのことです。

2つめの方法は、需給から底を判断する方法です。特に、チャートの形が参考になるようですね(上の記述を参照)

株を売るタイミング

基本は適正株価を超えたら売り始め、2倍ですべて売るのが基本とのことです。

とはいってもそんな簡単に行かないときもあるので、下記を参考に冷静に判断して下さい。

  • 今までより1日の値幅とでき高が大きくなったら
    →値幅を好むデイトレーダーに高値で売りつける
  • 25日MAを割り込んだら
    →これを割り込むと大きな調整に入る銘柄が多いから
  • 上方修正や材料が出た翌日
    →材料を皆が知ってしまえばもう株価は上がらないから。ストップ高に張り付いている場合を除く。

自己コントロール

さて、著者も自己コントロールは非常に大事と述べています。いくつかコントロール方法を書いていますが、参考になったものを紹介しています。

買う時は必ず自分で買う理由を書く

持ち株を冷静な判断で売れるようになるからです。

もし、買った理由が一つも崩れていないのなら、たとえ株価が急落しても持ち続けることができます。理由が崩れているのなら、冷静に損切りすることもできます。

買った理由が崩れたら売る。崩れていないなら売らない

定期的にIRをチェックしよう

銘柄コードを入れておけば、株ドラゴンでチェックできます。定期的にチェックしましょう。

著者が資産を増やした投資の実例

今までの記述の集大成として、かなり役立った項目です。一部を紹介してみます。

3259 グローバル住販(現 3271 THEグローバル社)1回目

2008年5月、5万円台の株価に対し3QでEPSが48,000円となる上方修正を発表。PER1倍というあり得ない数値に。不動産は景気に左右されるためPERは低めになるとはいえ、5倍を切ることはありえない。ここから目標株価を24万円と設定。ストップ高で買えずも比例配分で全力買いした。

途中で値が下がることもあったが、自分なりの目標株価の計算を信じ、躊躇すること無く全力買いした。天井をうったのを確認し利確。

3259 グローバル住販(現 3271 THEグローバル社)2回目

リーマンショックで、筆者は資産の9割を失った。

が、回復が見えたところで再び成功の思い出からこの株に注目。配当を継続していたことと、PBRが他の新興不動産と比べ高かったことから余力があると判断し、日経平均も上昇が見えてきたことから購入。

業績回復途中のため目標株価は立てられなかったが、調整が来たところで利確。

8508 Jトラスト

銘柄をひたすら探す中で、ようやく面白いと思った銘柄。新社長が株式を買い取り、新オーナー体勢に。積極拡大路線のためにリスクが有ると判断され株価低迷していたものの、業績は拡大してPER2倍(以前赤字のため法人税を払っていなかったが、払っていたとしても4倍)、成長期のため無配だったものの1株あたり純資産が370円、PBR0.9倍と、どう考えても安いと思える株だった。

そこで新社長について調べた。たまたま高校の先輩だったこともあり、信頼できると判断した。仮に失敗してもPBRからみて下値は限られている。積極拡大路線の目標を達成したところで利確(ただし、その後のアベノミクスで更に株価は上昇した)

9427 イー・アクセス

株式掲示板などを探すうち、この銘柄に着目した。当時第4の携帯会社として事業を行っていたが、業績は思わしくなく株価は低迷していた。しかし大事な電波の利権を持っていたため、「時価総額250億円なのに電波権を持っているから、私が孫社長なら買収するかも・・」と考えていた。

とはいえPBRが高めで全力買いはできなかった。すると2週間後に本当にソフトバンクが買収を発表。買取価格に近づいたところで利確。

3656 KLab 1回目

判断としては失敗だったが利益を上げた銘柄。2013年初頭に筆者はスマホを購入し、安直な考えでスマホゲーム、特に株価が安値だったKLabに着目した。PER8倍、PBRは高いものの過去の成長を続ければすぐに割安になると、Jトラストの例もふまえ購入した。

しかし株価は上がらない。2年も待てば上がると考えたが、なんと2013年4月に大幅下方修正と赤字転落を発表し、ストップ安に。買いの理由が崩れたので損切りするのが基本だが、もうすぐ新作が出るという話だったのでしばらく様子を見た。

そしてその新作は登場翌日にランキング2位を獲得。ストップ安から一転してストップ高に。スマホのランキングを見て株価を予想できることに気づいた。

しかしランキング2位を維持することはできず、この1本では赤字を埋めることは困難な順位に。ただ次の決算が近づいたにも関わらず、掲示板などを見ても楽観視する論調が多数あり、夢見ている株主が多いことが分かった。しかし筆者は赤字決算が続くと判断し、利確を進めた。案の定決算では赤字が継続し、ストップ安に。

3656 KLab 2回目

赤字が続いていたものの注目していた。赤字幅は縮小し、2014年1Qか2Qでの黒字化が予想された。赤字の銘柄が黒字になると株価が急騰するため、黒字化前には買い集めたいと思い、株価がじりじりと下がるものの逆張りで買っていった。平均取得価格は700円と高くはなったが、全ての買いを終了させた。

予想通り1Qで黒字化を達成し、株価は上昇した。ここで目標株価をたてる。しっかりと黒字化している同業他社は売上の2倍程度の時価総額を持っていたため、売上200億円の倍の時価総額400億円(株価にして1,400円程度)が目標と考えた。ただし、黒字化したばかりのKLabにとってこれは最大目標なので、天井が見えたら売却を考える。

ここまで方針を決めた上で、株価は2,454円までオーバーシュートした。完全に行き過ぎていると考え、天井をつけたので2,000円程度で売却した。その後株価は1,320円まで下落。

かなりオススメの本!

本の内容の、参考になった箇所を一部、紹介させてい頂きました。かなり勉強になりました。

実際に読んでみたい方、ぜひぜひ読んでみて下さい。おすすめです。

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