EasyLanguage 基礎の基礎 プログラムの書き方⑤繰り返し

2016年7月10日

repeat

さて、次は繰り返し処理です。

以前述べましたが、プログラムは楽譜に似ています。楽譜では、あるところを何回か繰り返したりしますよね。プログラムでも、必要に応じて処理を繰り返すことがあります。

繰り返しのやり方

Vars : カウント変数; //カウント変数を作ってあげる

For カウント変数=初期値 To ループ回数 Begin

繰り返す内容;

End;

これだけです。カウント変数とは、何回繰り返すかを数える(カウントする)ために用意した変数です。

カウント変数は、1回繰り返しが終わるたびに、1ずつ増えていきます。

非常に単純ですが、1から10までの総和を求める計算をやってみましょう。単純と行っても、プログラムが初めての人には難しいですよ。

Vars : tashizan(1), kekka(0);

For tashizan=1 To 10 Begin

kekka = kekka + tashizan;

End;

さて、この文、解読できるでしょうか。

順番に、まず1回目の繰り返しから見ていきましょう。

1回目の繰り返し

変数tashizanには1が、kekkaには0が入っています。

kekka = kekka (0が入ってる) + tashizan (1が入ってる)

→kekkaには1が入る

2回目の繰り返し

変数tashizanには先ほどの1に更に1が足されて2に、kekkaには1が入っています。

kekka = kekka (1が入ってる) + tashizan (2が入ってる)

→kekkaには3が入る

3回目の繰り返し

変数tashizanには先ほどの2に更に1が足されて3に、kekkaには3が入っています。

kekka = kekka (3が入ってる) + tashizan (3が入ってる)

→kekkaには6が入る

4回目の繰り返し

変数tashizanには先ほどの3に更に1が足されて4に、kekkaには6が入っています。

kekka = kekka (6が入ってる) + tashizan (4が入ってる)

→kekkaには10が入る

5回目の繰り返し

変数tashizanには先ほどの4に更に1が足されて5に、kekkaには10が入っています。

kekka = kekka (10が入ってる) + tashizan (5が入ってる)

→kekkaには15が入る

これを10回繰り返す、、、

すると、変数kekkaには最終的に1+2+3+4+5+6+7+8+9+10の計算結果、つまり55が入ります。

繰り返しのイメージ、分かりましたでしょうか。

別のやり方

カウント変数を、1ずつ足していくのではなく、1ずつ減らしていくには、このような書き方があります。Toの代わりにDownToを使います。

Vars : カウント変数; //カウント変数を作ってあげる

For カウント変数=初期値 DownTo ループ回数 Begin

繰り返す内容;

End;

例えば、先ほどの1〜10までの総和はこのようになります。

Vars : tashizan(10), kekka(0);

For tashizan=10 DownTo 1 Begin

kekka = kekka + tashizan;

End;

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