トライオートETFの手数料・スプレッド・税金など各種コストを検証!

私も始めているトライオートETF、今のところ順調に利益を積み上げていってくれています↓
ダウやS&P500、米国や海外ETFを自動売買!トライオートETFのメリットをレビュー
でも、少し気になるのが金利や手数料などの各種コストの話。
自分の備忘録のためにも、手数料・スプレッド・税金など、トライオートETFを運用する上でかかってしまうコストをまとめてみました。
トライオートETFのコスト
トライオートETFを運用する上で、どうしても避けられないコストはこちらの通り。トライオートETFの3大コストですね。
- スプレッド
- 金利調整額
- 税金
また、あまり注意しなくてもよいコストはこちらの通りです。
- 売買手数料
- 入出金手数料
順番にまとめていってみます!
なお、この記事は2018年5月現在の情報です。特に税金等の制度は変わりやすいので、最新の情報は税務署に聞いてみるのが良いと思います。
スプレッド
トライオートETFの最大のコストはスプレッドでしょう。つまり、買値と売値の差です。
トライオートETFでは、スプレッドについてこう説明されています。
東京証券取引所および米電子取引所BATSの価格を基にご提示しています。
スプレッドは固定ではなく市場の流動性に応じて変化します。
提示レートおよびスプレッドは、取引画面にてご確認ください。
確かに取引画面をチェックしてみると、スプレッドは目まぐるしく変化していきました。
実際、スプレッドはいくらくらい?
実際、スプレッドはどんなものなのでしょうか。トライオートETFの銘柄は数ありますが、例として私が買っているS&P500のETF(ティッカー:SPY)についてスプレッドをみてみます。
2018年5月30日(水)23:30くらいにチェックしたところ、スプレッドは0.85ドルでした。
現物との比較
参考までに、比較対象としてほぼ同時刻にマネックス証券の現物のスプレッドをチェックしてみたところ、こちらのスプレッドは0.01ドルでした。
これに加えて、マネックス証券の場合、売買手数料0.45%(約270ドル×0.45%=1.215ドル)と、為替の両替コストが加わるので、実質コストはマネックス証券のほうが遥かに大きいです。
CFDと現物の比較をしているなど無理矢理な比較ではありますが、トライオートETFのスプレッドは意外に小さいのではないでしょうか。
てっきりスプレッドが大きいと思っていたのですが、驚きました。完全自動で売買してくれる上に手数料が安いなんてびっくりです。
金利調整額
普通にアメリカのETFを買っていると、円高になったら損になりますよね。しかし、トライオートETFでは、為替のことを気にする必要がないと言うメリットがあります。
しかしながら、為替リスクを消し去るために、トライオートETFでは金利調整額を支払う必要があります。
金利はいくら?
説明がややこしくなるので、ここでは買いポジションに関して説明します。
トライオートETFの金利は、ざっくり言うとLibor+0.9%です。
Libor(ライボー)とはLondon Interbank Offered Rateのことで、ユーロ市場におけるロンドン銀行間出し手レート(銀行と銀行の間でお金の貸し借りをするときのの金利)のことです。
「金利はLIBOR+〇%とする」などの資金調達コストの基準として用いられ、短期金利の指標としても注目度の高いものです。

この記事執筆時の2018年5月に確認したところ、Libor+0.9%とはざっくり2.8%くらいでした。
金利はいつかかる?
午前5時55分(米国サマータイム期間中は午前4時55分)を超えて買いポジションを持っていると、月〜木曜日は1日分、金曜には土日分をまとめて3日分の金利が有効証拠金から差し引かれます。
金利に関しては完全に詳細まで売りポジションや為替レートなどなど説明するとキリがないので、詳しく知りたい方はトライオートETFのWebサイトを見てみてください。
金利調整額はどこで確認できる?
今持っているポジションの金利は、トライオートETFのトップ画面のここから確認できます。同じ画面から、分配金の額も確認することもできます!
ちなみに、こちらの画面の「約定照会」から確定した過去のポジションの金利も確認することができます。
税金
投資で利益を出したら、どうしても避けられないものが税金です。もちろん、トライオートETFにも税金はかかります。
売買益は20.315%の税金
トライオートETFの売買益に関しては、おなじみ20.315%の税金がかかります。FXや先物などを行っている方はよく目にする数字かと思います。
売買益から経費(書籍代、通信費などなど)を引いた所得に20.315%の税金がかかるので、経費は出来る限り算入しましょう!
トライオートETFの売買益は他のFX・CFD・先物口座と損益通算ができます。トライオートETFで10万円の利益、先物で10万円の損失が出ていたらチャラになります。
配当・分配金の税金
トライオートETF、実は配当・分配金の税金は少し損なところがあります。
たとえば米国のETFを売買している場合、トライオートETFの分配金相当額は、まず現地で30%課税、国内で20.315%課税の合計で50.315%課税されます。辛い・・
現物口座で米国ETFを買っている時にも現地での課税(10%)はあるのですが、こちらは「外国税額控除制度」を申告することで取り戻すことができます。しかし、トライオートETFの現地課税分は、「外国税額控除制度」が使えないので取り戻せないようです。
配当・分配金はそもそも額が大きくないので50.315%の税金がかかると言っても微々たるものですが、悲しいですよね。。
損益の繰越
トライオートETFは、もちろん3年間の損益の繰越ができます。
例えば、今年トライオートETFで20万円の利益が出ていても、昨年にFXの口座で20万円の損失があれば、損益がチャラにできます。

売買手数料は無料
トライオートETF、かつては売買手数料がかかっていたようですが、2017年2月4日からは完全に売買手数料が無料になったようです。
自動売買注文、マニュアル注文、いずれも売買手数料は0円です。

入出金手数料
トライオートETFでは、入出金手数料は非常にお得になっています。
出金手数料
トライオートETFの非常に嬉しいポイントなのですが、出金手数料は無料です。
全国のあらゆる銀行に出金しても手数料は無料のようなので、非常に嬉しいですね。利益を出したら簡単に出金できます。
出金依頼をしたら、おおよそ翌営業日には出金されるのも良い点です。
入金手数料
トライオートETFの口座に入金するときには、即時入金を使えば手数料が無料です。
多くの方は即時入金を利用して入金をしていると思うので、入金手数料に関してはあまり考える必要はないでしょう。
なお、即時入金が使える金融機関はこちらの通りです。
- 三菱東京UFJ銀行
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行
- 住信SBIネット銀行
- ゆうちょ銀行
口座振込による入金をする場合には、お使いの銀行の振込手数料がかかってしまいます。
トライオートETF、始めてみよう
今回この記事を自分でまとめてみて、今までおぼろげだったトライオートETFのコストが明確になって頭がすっきりしました。
金利や税金が少々高いですが、配当金も付きますし、何よりスプレッドが意外と小さいのがメリットです。今のところ私はトライオートETFで利益を得ています。一度設定したら後は完全放置なので、完全に不労所得となっています。コストを支払う価値がありますね。
トライオートETF、おすすめですよ!
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