トレードステーションは日本株式取引をどう変えるか

2016年7月頭現在、「先行評価版」としてマネックス証券よりリリースされているTradeStationですが、今までの株式取引ツールとは何が異なるのでしょうか?
楽天証券のマーケットスピードなど、各社取引ツールは充実させており、個人個人の使った感じ/使い勝手を除けば、機能に大きな差異があるようには思えません。あくまで私の感想ですが。
トレードステーションでは、基本的な取引機能として、下記をメリットとして挙げています。
※トレードステーション公式サイトより抜粋
レーダースクリーン
最大2,000銘柄を登録可能。株価情報に加え、テクニカル、ファンダメンタルズ指標を一覧表示。ソート機能でリアルタイムランキングとしても活用可能です。
チャート分析
多数のテクニカル分析機能を搭載。テクニカル分析だけではなく、ファンダメンタル指標の表示や、複数銘柄を比較する相対チャートの描画も可能です。
マトリックス
ワンクリック注文機能搭載。
価格帯別でき高や自身の注文やポジション、含み損益などを板上で視覚的に確認しながらトレード可能です。
マルチチャート
ミニチャートを最大30銘柄まで表示可能。板情報、歩み値、四本値情報を一覧表示でき、ウィンドウサイズによって表示銘柄数や情報量が調整可能です。
しかしながら
が、以上の機能は他の取引ツールでもある程度そろっています。チャートが複数表示できる、ワンクリック注文などは常識ですし、銘柄が2,000まで表示できるとはいっても、果たして一人がそれほどまで数値を監視できるものなのでしょうか、、
しかしながら、ここからがトレードステーションが他にはない機能を有しています。
プログラムトレード
組み込まれたストラテジーが使用可能。ストラテジーの組合せによるパフォーマンス検証、パラメーター変更による最適化を、プログラミング知識がなくてもツール上で簡単に行うことができます。
EasyLanguage
新たな分析手法、戦略がひらめいたら、自身でプログラムを書き、組み込むことが可能です。EasyLanguageはプログラミング初心者でも取組みやすいプログラム言語です。
自動売買!
そう、トレードステーションではいわゆる自動売買が簡単に実現可能なのです。
今まで個人投資家は、カブドットコム証券の個人投資家向けAPIツールや、岡三証券のRSSなどを使って自動売買を行うことは可能でしたが、機能に非常に乏しく、とても実用的ではありませんでした。イザナミなどのシステムはプログラム記載やバックテストは可能ですが、証券会社に接続されていないため自動売買を行うことはできません。
個人投資家でも法人を設立してカブドットコム証券の法人APIを使用することもできなくはありませんが、板情報すら取得できない有様のようです。
※Interactive Brokers証券の口座を使うという方法もありますが、手数料的に厳しいですよね、、
が、トレードステーションは違います、個人投資家でも簡単に高機能な自動売買、およびバックテストを行うことができます。
バックテストとは、自分の記述したプログラムを過去の相場に当てはめてみたとき、上手く機能したかどうか?を確かめることができる機能です。これにより売買アルゴリズムの改善が飛躍的に進み、よりよい取引に繋がる可能性があります。
これからこのサイトでは、どうやってトレードステーションでの自動売買を実現していくかを、更新していきたいと思います。