ハッシュレート改善!RADEONのマイニング向け新ドライバを試してみた

マイニングブームにより、AMD RADEON RX4x0/5×0を使ってイーサリアムのマイニングをしている方は多いと思います。そんな人に向けて先日、AMDから公式にマイニング向けのRADEONのドライバがリリースされました。
このドライバ、まだベータ版ですが、私は実際にしばらく利用してみて効果を実感しましたので、紹介してみます。
このドライバを入れると、イーサリアムのマイニング速度(ハッシュレート)が10〜15%ほど向上します!
マイニング向け新RADEONドライバ
このドライバは、「Radeon Software Crimson ReLive Edition Beta for Blockchain Compute」といいます。要するに、RADEONのマイニング向けのベータのドライバということですね。
イーサリアムのマイニングでは、DAGファイルと呼ばれるデータをグラフィックボードのVRAMの中に展開します。年々このDAGのサイズは巨大になっていて、現在VRAMが2GB以下のグラフィックボードではイーサリアムのマイニングができなくなっているほどです。
今までのRADEONのドライバでは、このDAGが大きくなるとハッシュレートが低下するという欠点を抱えていました。しかし、今回のドライバで、この欠点が解消されたことになります!
※画像は1stminingrigより
ドライバのダウンロード
ドライバのダウンロードはこちらから行えます。現時点で対応しているOSはWindows7/10です。
Radeon Software Crimson ReLive Edition Beta for Blockchain Compute
インストール方法
きちんとインストールするにはいろいろ手順が複雑なので、ゆっくりと進めていきましょう。
まずは旧ドライバを完全アンインストール
いま入っている旧ドライバをアンインストールします。
その際、トラブルを防ぐためにDDU(Display Driver Uninstaller)を使って旧ドライバを完全アンインストールするようにしましょう。
DDUを利用すると、Windowsをセーフモードで再起動し、ドライバをキレイさっぱり消し去ってくれます。
新ドライバをインストール
完全アンインストールが終わったら、新ドライバを通常どおりインストールします。
ドライバのインストール手順は通常となんら変わりません。
BIOSを改造している方は
RADEONのBIOSを改造している方は、ドライバのインストールが終わって再起動する前に、ATImdag Patcherのパッチを当てておきましょう。
パッチをあてないとRADEONが正常に認識されません。
AFTERBURNERもインストール
必要な方は、AFTERBURNERなどオーバークロックツールをインストールしましょう。
なお、AFTERBURNERも最新版(4.4.0 beta16以上)でないと、RADEONが認識されません。
完了!
これで手順は完了です。
PCを再起動して、マイニングを再開しましょう!
改善結果
こちらは、新ドライバをインストールする前と後でのハッシュレートの比較です。
ご覧の通り、ハッシュレートが上がっているのが分かりますね(^^)
気になる方は試してみましょう!
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