Claymore’s Dual Ethereum Minerの開発者フィーを無くす裏ツールNoDevFee

イーサリアムをマイニングするツールとして有名なものにClaymore’s Dual Minerがあります。
※詳しくはイーサリアムを効率良くマイニングできるClaymore’s Dual Minerの使い方・設定をご覧ください。
このツールでは、開発者にフィーが発生します。
動かしている時間のうち、1%〜2%程度の時間だけ、開発者のウォレットに向けてマイニングが行われるのです。これにより、ツール開発者は日給5万ドルの利益を得ていると言われています。恐ろしい。
こんな状況に反発してか、Claymore’s Dual Minerの開発者フィーをなくす裏ツールを開発する人が現れました。その名もNoDevFeeです。
NoDevFee
DevFeeを0にするからNoDevFeeという安直な名前ですね、笑
こちらのフォーラムで配布されています。
使い方
使い方は非常に簡単、3ステップです。
まずはダウンロード
フォーラムからNoDevFeeをダウンロードします。
管理者権限を与える
NoDevFee.exeを右クリックし、プロパティ→互換性→管理者として実行にチェックを入れます。
batファイルを編集
NoDevFee.batを開き、自分のイーサリアムのアドレスに書き換えます。
※イーサリアムのウォレットがない場合には、bitFlyerやcoincheckなどでウォレットを作りましょう。いずれにせよClaymoreを使う際には必要ですからね。
batファイルを実行
あとはNoDevFee.batを実行すればOKです。
この状態のままClaymore’s Dual Minerを実行すれば、開発者フィーが無くなっているようです。
本当に大丈夫なの?
Claymore’s Dual Minerの説明には、こんな記載があります。
-nofee set “1" to cancel my developer fee at all. In this mode some optimizations are disabled so mining speed will be slower by about 4%.
By enabling this mode, I will lose 100% of my earnings, you will lose only 2-3% of your earnings.
So you have a choice: “fastest miner" or “completely free miner but a bit slower".
If you want both “fastest" and “completely free" you should find some other miner that meets your requirements, just don’t use this miner instead of claiming that I need
(日本語訳)-nofeeオプションを1にセットすると、開発者フィーがなくなります。
このモードでは、少しだけ最適化が無効になるので、4%くらいマイニング速度が遅くなります。ただし、開発者フィーは完全に0になり、利用者は2〜3%収益が少なくなります。
つまり、選択肢は2つ、「最高速」か、「少し遅いけど、完全無料」のどちらかです。もし「最高速」かつ「完全無料」が良いなら、他のマイナーを使って下さい。
If you don’t agree with the dev fee – don’t use this miner, or use “-nofee" option.
Attempts to cheat and remove dev fee will cause a bit slower mining speed (same as “-nofee 1") though miner will show same hashrate.
(日本語訳)もし開発者フィーが気に入らないなら、このツールを使わないか、-nofeeオプションを使ってください。
もしズルして開発者フィーをなくそうとしたら、マイニング速度が少し遅くなります。しかも表示だけは遅くなる前の値を表示します。
少し心配
ということで、このNoDevFeeを使うなら、最後の1行が心配ですよね。
一方でNoDevFeeの方の説明には、Not detectable by claymore’s miner(Claymoreのマイナーからは発見不可能)と書いてあります。フォーラムにも、ちゃんと動くよ!と記載があるようです。
Claymore’s Dual Minerの作者はこんなにも高度なツールを作って公開してくれているので、「1%や2%のフィーくらい払ってもいいよ」という声もあるでしょうし、「いくらなんでも、日給5万ドルは多すぎだ!」という声も理解できます。
自己責任で行ってみて下さい!