くりっく株365についてまとめてみたよ。NYダウを買ったら儲かる?

最近、「くりっく株365」に興味が出てきています。何故かと言うと、NYダウを日本円で買える上に、配当が巨額!自動売買もできるという点からです。
友人が「NYダウが下がったら買いだ。更に価格が下がっても配当が高いからすぐに取り戻せるし、ダウは基本的に上がっていくから」と言っているのを聞いて興味を持ち始めました。
どうやら取引数も急増しているようで、今回くりっく株365を勉強してみたので、自分の勉強がてらこのまとめ記事を書いてみました。
くりっく株365ってなにさ?
くりっく株365というのは、東京金融取引所に上場する株価指数証拠金取引のことです。
くりっく株365というのは単なる愛称なので、「くりっく」にも「株」にも「365」にも特に意味は無いと思います。分かりにくい!笑
キーワード①株価指数の取引
くりっく株365では株価指数を対象にした証拠金取引をします。
例えば、日本人にとってはなじみのある「日経平均」も株価指数ですよね。225銘柄をもとに計算して算出された指数なので、単なる数字です。この数字に対して売買ができるのです。
日経平均だけでなく、くりっく株365ではNYダウ(アメリカ)、DAX(ドイツ)、FTSE100(イギリス)の合計4つの指数を売買できます。買っておけば、これら指数が上がったら儲かりますね。
キーワード② 東京金融取引所に上場
東京金融取引所というのが千代田区丸の内にあるのですが、くりっく株365はここに上場していて取引が可能です。取引所で取引が行われるので、ふつうのFX(店頭FX)のように「業者によって価格が違う!」なんてことはありません。信頼があります。
キーワード③証拠金取引
証拠金取引なので、まるでFXのように少額の証拠金があれば取引できます。また、いきなり売りから入ることも可能です。
これがくりっく株365なのです。
くりっく株365のメリット
さて、くりっく株365にはいろいろメリットがあります。
土日を除いて24時間取引可能
くりっく株365は、銘柄によって少し時間が違いますが、現物株の取引時間(9:00〜15:00)とは違い、かなり長時間取引が可能です。
しかも、日本が祝日であっても取引が可能です。平日昼間は働いている人でも、くりっく株365なら取引が簡単にできそうですね。
配当がある
私が思うに、くりっく株365の最大のメリットがこちらです。配当があるのです。
例えば現物株を持っていたら、銘柄によっては配当月に配当がありますよね。くりっく株365も『買い』ポジションを持っている株価指数の構成銘柄に配当が出た場合、株価指数を基にした配当相当額を受け取ることができます。
ちなみに、こちらがNYダウと日経225の2016年の配当実績です(1枚あたり)
例えば、NYダウなら1枚(NYダウの価格×100円、例えばNYダウが2万ドルなら200万円)のポジションを、23,000円くらいの証拠金で保有できます。
たとえば口座に10万円を預けておいて、NYダウを1枚買っておけば、2016年はNYダウが値上がりした上に配当も50,575円出た計算になります。恐ろしい・・!
日本円で売買できる
普通に米国株などを買おうとすると、手持ちの日本円をドルにする必要があります。すると両替手数料がかかってもったいないですよね・・
また、せっかく米国株が上がっても、円高になっていればせっかくの儲けも減ってしまいます。もちろん円安になっていれば儲けが増えますが、どっちに転ぶかなかなか分かりませんよね。
くりっく株365では、すべて円建ての取引です。なので両替手数料もかかりませんし、円高・円安リスクが排除できます。とても便利。
例えば、NYダウが100ドル値上がりしたら、100を掛けて1万円がそのまま利益になります。
レバレッジが効く
くりっく株365は証拠金取引です。例えば、日経225を買ってみるとしましょう。
くりっく株365では「枚」という単位で売買します。「枚」とは日経平均の価格×100円のことで、例えば日経平均が2万円なら2百万円の取引をします。
ですが実際に取引するのに2百万円も要りません。必要なのは証拠金です。証拠金の額は証拠金基準額のページで確認できるのですが、日経平均の場合はおよそ4万円です。
つまり、最低でも口座に4万円あれば1枚取引できます。1枚買っている状態で日経平均が100円上がれば、100を掛けて1万円が儲かります。
他の細かいメリット
- 日経平均先物のように保有期限がないので、SQ日に追われる心配がない。ポジションをずっと持ち続けることが可能
- 1円単位での取引ができる
デメリット
さて、くりっく株365はメリットばかりのように見えます。
実際のところ、くりっく株365は配当目当ての投資ならメリットしかないように私は見えます。あえてデメリットを上げるとすると、こんなところです。
スプレッドが広い・手数料も少し高い
例えばくりっく株365の日経平均と、日経平均先物を比べてみると、くりっく株365の方がスプレッドが広いです。つまり、頻繁に売買するなら取引コストが大きいということですね。
手数料も少し高いです。頻繁に売買したいなら、くりっく株365を使うメリットはないでしょう。
情報が少ない
長い歴史のあるふつうの株や日経平均先物にくらべ、くりっく株365は2010年に初登場。NYダウが取引できるようになったのは2016年とかなり最近です。
ですので、どうしても情報が少ないですね。
扱っている証券会社も少ない
扱っている証券会社はこれだけです。これから増えるのかもしれませんが、あまり多くはないですね。
表にまとめると
現物株や日経平均先物とのメリット・デメリットをまとめたのがこの表です。
NYダウを買ったら儲かる?
さて、くりっく株365で取引を行うとすると、日経平均かNYダウを取引することが多いと思います。実際に、取引シェアはこのようになっているようです。
くりっく株365 取引シェア(2017年3月) | |||
---|---|---|---|
日経225 | NYダウ | DAX | FTSE100 |
70% | 28% | 1% | 1% |
私が狙っているのがNYダウの購入です。
ダウは上がりまくっている
もたもたしている日経平均に比べ、NYダウは過去最高値を更新しまくっています。
配当が巨額で毎月もらえる
アメリカでは、配当を出すことが至上命題です。アメリカの企業は、日本と比べると驚くほど配当を出してくれます。
また、配当の回数も多いです。四半期ごとに配当を出す会社も多く、実際にくりっく株365でNYダウを買っていると、このように毎月配当がもらえます。
どこの証券会社を使う?
さて、くりっく株365を扱っている証券会社は少ないですが、その中でもどこが良いのでしょうか。
ネット上の評判などを見ていると、この証券会社のうち、どこかが良さそうです。
- SBI証券
- カブドットコム証券
- 岡三オンライン証券
- マネースクウェア・ジャパン
私が重視したのは以下の2つ、手数料と自動売買環境(ツール)です。
手数料が安いのは?
最も安いのは、取引片道1枚あたり152円のマネックス証券です。ただし、岡三オンライン証券、SBI証券、カブドットコム証券も153円と1円しか変わりません。
マネックス証券は手数料が安くても取引ツールが整っていないようなので、選ぶ人はあまり多くないみたいですね、、
自動売買できるのは?
岡三オンライン証券であれば、岡三RSSを利用することで自分のPCのExcel上から自動売買することが可能です。
また、マネースクウェア・ジャパンを利用すれば、トラリピが利用可能です。
ということで
私は岡三オンライン証券に口座開設してみました。自動売買もできますし、手数料も安く、取引ツールも他と比べ最も充実しているようです。