トレードステーション:手数料も最安レベル!無敵の株取引ツールの紹介・使い方

トレードステーションとは、マネックス証券の株取引ツールです。
もともとはアメリカで開発されたツールで、非常に高度に株取引ができるツールとして有名です。そんなトレードステーションをマネックス証券が買収し、遂に日本向けに2016年にリリースされました。
そんなトレードステーションについて、本記事でレビューしてみます!
とんでもなく高機能
トレードステーションの特徴は、その高機能さにあります。他の証券会社のツールよりも高度な機能を搭載しており、しかも自由にカスタマイズすることもできます。
インジケーターや自動売買プログラムを自作できる
トレードステーション最大の特徴といっても良いのが、プログラミング言語EasyLanguageです。EasyLanguageは、専門エンジニアではなくても簡単にプログラムを組むことができる簡易な言語です。
このEasyLanguageを用いることで、トレードステーションでは自作でオリジナルのインジケーターや自動売買プログラムを作成して動かすことができます!
レーダースクリーン
トレードステーションの主要機能の一つが、銘柄ボードの「レーダースクリーン」です。他の取引ツールと比べ、圧倒的に多い2,000銘柄の株を監視することができます。
この2,000銘柄は、決められたソート条件で自動更新させられます。簡単に高度に株の監視ができますね。
めちゃめちゃ便利に自由に株の監視
先ほども書いたように、トレードステーションはプログラミング言語EasyLanguageを使って、インジケーターを自作することもできます。
この自作インジケーターをレーダースクリーンに組み込むことで、オリジナルの銘柄監視リストをつくり、非常に便利に使うことができます!
こんなことまで可能です!トレードステーションのレーダースクリーンに「(・∀・)ニヤニヤ」「 (´・ω・`)ショボーン」を表示させる
シンボルリストを使って2,000銘柄を楽に追加
2,000銘柄を表示できるうえに、銘柄の追加も楽ちんです。あらかじめシンボルリストという銘柄リストが入っており、一括で銘柄を追加することができます。
このシンボルリストはもともと入っているものだけでなく、自作することも可能です。自分オリジナルの銘柄リストを作り、反映させれば一瞬でオリジナルの銘柄監視リストが作れます!
こちらの記事も見てみて下さい、トレードステーションのレーダースクリーンに銘柄を一括追加する
アラート設定も可能
もちろん、ただ表示させるだけではありません。
アラート設定をしておけば、決められた条件が満たされた時に音を鳴らしたりメールを送ったりすることも可能です。逐一株の監視をしなくても済むようになり、楽ちんですね。
フル板機能
トレードステーションは、他の取引ツールよりも高度なフル板機能「マトリックス」が組み込まれています。フル板なので、板情報の一部ではなく、全ての情報を見ることができます。
更に、自動的にでき高、VWAP、始値、予想終値、損益が表示されているので、とても高機能です。
発注や注文の訂正・取り消しもワンクリックで素早く行うことができます。
フル板機能「マトリックス」について、詳しくはトレードステーションのフル板情報、マトリックスの見方もご覧ください。
インジケーター
トレードステーションには、MACD・RSI・移動平均線・CCIなどの主要なインジケーターはもちろん、マニアックなものまで標準で200種類以上のインジケーターが組み込まれています。
しかも、EasyLanguageを使うことで自作のインジケーターを組み込むこともできます。これによりトレードステーションはまさに敵なしのチャート環境を備えているのです!
チャート分析
トレードステーションのチャートには、先ほども書いたように200種類以上のプリインストールされたインジケーターに加えて、自作のインジケーターも組み込むことができます。
もちろん、このようにチャートの色などの見た目や間隔も自在に調整することができます。
注文受付までの速度が速い!
トレードステーションは、非常に高速な証券基幹システムを用いることで、他の証券会社の数倍もの速度で注文を出すことができます。要するに、トレードステーションは注文してから実際に注文が受け付けられるまでが、ものすごく速い!ということです。
指値の注文には「時間優先の原則」があるのはご存知のとおりです。先に東証のシステムに到着した注文の方が優先される、という原則ですね。他の証券会社ではトレードステーションより遅いシステムを使っているようで、トレーダーが注文を出してから実際に注文が受け付けられるまでに多くの時間がかかってしまうのです。
詳しくはトレードステーションは株の取引速度、「板乗り」が速い!もご覧ください。
注文機能も高度
トレードステーションは、もちろん高度な注文も可能です。
クイックトレード
クイックトレードバーでは、ワンクリックで銘柄の売買が可能です。まるでFXの売買画面のようですね。素早く取引したい時に便利です。
トレーリングストップ
指値・逆指値・指成・寄付・引け注文などに加え、もちろんトレーリングストップ機能も備えています。
スマホ版もあります
トレードステーションにはもちろんスマホアプリもあり、外出先でも高度な株のチェックが可能です!
スマホアプリについては、詳しくはこちらの記事に書きました、トレードステーションのスマホアプリをダウンロードして試してみる
しかもツール利用料は無料
このような高度な株式取引ツールは、別料金がかかることも多いのですが、なんとトレードステーションのツール利用料は完全無料です!素晴らしい!
トレードステーションは取引手数料も最安レベル
トレードステーションの取引手数料体系はこのようになっています。
プラン名 | 1日の約定金額(現物取引と信用取引の合算) | 取引手数料(税抜) |
---|---|---|
ミニプラン | 10万円ごと | 50円 |
ノーマルプラン | 100万円ごと | 400円 |
ラージプラン | 1,000万円ごと | 3,250円 |
2017年5月22日より改定され、他のネット証券と比べても最安レベルになりました。
これ、めちゃめちゃ激安です。トレードステーションという高度なツールが無料で使える上に、100万円取引しても400円という激安手数料です。素晴らしい!
他の証券会社よりも安い
他の主要ネット証券と比較しても、このとおり安くなっています。
1日の約定金額 | 10万円 | 100万円 | 1,000万円 | 現物取引・信用取引との合算 |
---|---|---|---|---|
トレードステーション | 50円 | 400円 | 3,250円 | ◯ |
SBI証券 | 0円 | 762円(現物) 477円(信用) | 4,362円(現物) 4,077円(信用) | × |
楽天証券 | 0円 | 858円 | 10,000円 | ◯ |
松井証券 | 0円 | 1,000円 | 10,000円 | ◯ |
トレードステーション公式サイトに、他の証券会社との手数料比較を実名で載せる、という力の入れっぷりです。
しかも新規口座開設者はもっとオトク
加えて現在、口座開設日の翌営業日から翌々月末まで、取引手数料が無料というプログラムも展開されています。
「口座開設日」というのはトレステ利用契約日のことなので、今まで普通のマネックス証券口座を持っていた人がトレステ口座に移行した場合にも、この無料プログラムは適用されます。すごい。
かんたんに自動売買もできる
トレードステーションを使えば、個人でも簡単に株の自動売買を実現することができます。しかも、簡単なのにかなり高度です。
トレードステーションには、あらかじめ株の自動売買プログラム「ストラテジー」が何十種類も組み込まれており、これを動かすことで簡単に自動売買を行うことが可能です。
Easylanguageで自動売買プログラムなどを自作できる
もちろん、EasyLanguageを使って自分で自動売買戦略をつくり、自動売買を動かすこともできるのです。
EasyLanguageは初歩的な英文で記述できる非常にシンプルなプログラム言語です。例えば、移動平均線がゴールデンクロスした場合に買い注文を出すプログラムは、以下の一文で済むほどシンプルです。
If FastAvg crosses over SlowAvg then Buy next bar at market;
例えば、このような形で自動売買を行うことができます!トレードステーションでタートルズのドンチャンブレイクアウト株自動売買
自動売買を行うには
トレードステーションで株の自動売買を始めたい人のために、わかりやすく記事を書きました。こちらもぜひご覧ください!
もちろんバックテストも可能
バックテストとは、「売買戦略を過去の相場にあてはめたときに、どういう結果になっていたか?」を確かめることができる機能です。
トレードステーションではこのバックテストも自由自在に行うことができ、売買戦略の検証や改善に大いに役立ちます!
充実のサポート
トレードステーションはあまりの高機能のため、導入当初は使用方法にとても迷ってしまいます。しかし心配はいりません。トレードステーションのサポートはとても丁寧と評判です。
トレードステーションサポートサイトには、トレードステーションの使い方やガイドが満載です。わからないこともサポートダイヤル0120-010-655(携帯電話・PHSは03-6737-1637)(受付時間:平日 8:00~17:00)に電話することで、丁寧に応対してくれます。
電話だけでなく、メールやTwitterやLINEでも質問を行うことができますので、とても便利ですね!トレードステーション公式LINEの追加は、スマホで下のボタンをタップするか、このQRコードを読み込みましょう。

セミナーも充実
セミナー情報のページを見てみて下さい。初心者向けセミナーなど、トレードステーションを詳しく学べるセミナーを定期的に開催しています。
オンラインセミナーもあるので、地方にお住まいの方でも安心ですね。
動画も満載
トレードステーションサポートサイトには、トレードステーションの使い方を説明した動画も多数掲載されています。使い方がわからない!という方も、動画でなら分かりやすく慣れることができますね。
デメリット
メリットばかりのトレードステーションですが、あえてデメリットもあげてみます。
IPOに応募できなくなる
現在、マネックス証券でトレードステーションの利用開始をすると、マネックス証券でIPOに応募できなくなります。
数あるネット証券のなかでもマネックス証券のIPOは人気があるので、使えなくなるのは痛いですね。
情報が少ない
トレードステーションは2016年に日本に登場したため、まだまだ他のツールよりも情報が少ないのが難点です。当ブログでは、この情報の少なさを打開できるよう、いろいろな記事を更新していきます!
どうやってEasyLanguageを学んだらよい?
EasyLanguageはトレードステーション専用言語のため、なかなか情報が多くないのが欠点なのですが、トレードステーションやEasyLanguageに関して学べる本やブログなどをまとめてみました!
トレードステーションとEasyLanguageを学ぶための書籍・情報・入門書まとめ
EasyLanguage入門書
プログラミングは未経験だけれども、トレードステーションで株の自動売買を行ってみたい、という方に向けて、トレードステーション用プログラミング言語 EasyLanguageの入門書を書いてみました。
販売ページはこちらです。
本の内容についてはこちらの記事もご覧ください、トレードステーションEasyLanguageの入門書をKindleで出版しました
トレードステーションの感想
トレードステーションは、本当に無敵の株取引ツールだと思っています。
ここまで高機能なのにツール利用料は無料で、取引手数料も安く、オリジナルのインジケーターを作れたり、自動売買もできる!という魔法のツールだと思っています。
あまりに高機能なので、慣れるまではとっつきづらいですが、一度慣れてしまえばこんなに便利なツールはありません!私の株取引環境は、大幅に変わりました。
口座開設
そんなトレードステーションの口座開設は、こちらから可能です。すでにマネックス証券の口座を持っている場合でもこちらから申し込みができます。
また、少し手順が増えますが、fx-onというサイトを経由してトレードステーションの口座開設をすると、自動売買プログラムが無料でもらえるキャンペーンが行われています。
詳細はトレードステーション口座開設で、自動売買プログラムがもらえるキャンペーン!をご覧ください!