トレードステーション豆知識:ストラテジーポジションの項目について

トレードステーションで自動売買をしていると、気になるのが「トレードマネージャー」内の「ストラテジーポジション」の各項目です。
自動売買ストラテジーを稼働させていると、各項目にいろいろ表示が出てくるのですが、各項目の意味が非常に分かりにくいです。
本記事では、この「ストラテジーポジション」の各項目についてまとめてみます。
そもそもストラテジーポジションとは?
トレードステーションでは、ストラテジーを介した売買に関しては、「ストラテジーポジション」と「実際のポジション」の2つが存在します。
実際のポジションとは
実際に取引所にて約定されたポジションのことです。普通「ポジション」といったらこれのことですね。
ストラテジーポジションとは
トレードステーション内部で仮想的に持っているポジションのことです。
なぜこんな「仮想的なポジション」なんてものが存在するのかその存在意義が分からないのですが・・
トレードステーションのストラテジーは、このストラテジーポジションを元に売買計算をします。
実際のポジションとストラテジーポジションの不一致
トレードステーションの自動売買で、問題になるのが「実際のポジションとストラテジーポジションの不一致」です。例えば・・
- ストラテジーポジションではポジションがあるのに、実際には無い
- ストラテジーポジションではポジションが無いのに、実際にはある
いずれのケースでも、「ストラテジーはストラテジーポジションを元に計算する」のに、「実際のポジション状況が異なる」ことで問題が発生します。
例えば1のケースのとき。実際にはポジションがないのだから、新規に売買を行って欲しいですよね。
ですが、ストラテジーは新規にポジションをとろうとしません。なぜなら、「ポジションがある」と認識しているからです。
本当に困ります。誰がこんな「ストラテジーポジション」なんてものを考えたのでしょうか。
ストラテジーポジションの各項目の意味
さて、上記の内容がわかったところで、「ストラテジーポジション タブ」の各項目の意味を書いてみます。以下の内容はマネックス証券に問い合わせた結果なので、正しいはずです。
ストラテジーポジション
適用したストラテジーが持っているポジションの状態です。
「フラット」となっていれば買い/空売りどちらのポジションも持っていません
未決済ポジション
実際に保有しているポジションです。
ポジションマッチ
ストラテジーポジションと未決済ポジションが正しく合っているか
合っていれば「真」、合っていなければ「偽」
ストラテジー約定価格
ストラテジーで作られた注文が約定した価格です。
ライブ注文
ストラテジーで実際に発注されると注文内容が表示されます。
エントリーID
ストラテジー上で注文が作られると自動的に割り振られる番号です
基本的に通し番号になっているようです。
ストラテジー名のカッコの中身
この項目で表示される数字は適用ストラテジーの入力値になります