トレードステーションEasyLanguageで自動売買が発注されない!という人へ

トレードステーションではもちろん日本株の自動売買が可能なのですが、まだまだ日本での歴史が浅くマニュアルが整っていないため、「自動売買、設定したはずなのに、できない!」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、自動売買を設定したはずなのに自動売買が行われない、というときの確認事項を書いてみます。
自動売買を有効化しているか?
まずは基本項目です。ストラテジーの設定で、「プログラムトレードを有効化」しているかチェックしましょう。
最大参照足数は適切か?
ストラテジーの「すべてのプロパティ」に、「分析に用いる足の最大本数」という項目があります。
これはストラテジーで最大必要とする足の本数です。
例えば、ストラテジー内で期間75の移動平均を用いているのに、この「分析に用いる足の最大本数」が50だと上手く動きません。
※かといって、むやみやたらに大きくすると(10,000とか)動かないようです。なぜ?
パラメータが適切であるか?
ストラテジー設定の中のパラメータがメチャクチャでないかを確認して下さい。
極端な例ですが、例えば移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスの場合、◯期間と△期間を比べていますが、ここに「1,000と1,001」を設定しているとか、、(滅多にクロスしませんよ)
以上がきちんと設定されていると
以上が上手く設定されていると、チャートの左上の「SA」が緑色になり、チャート上には売買ポイントが示されるようになります。
ここから先は高度な内容です。きちんとしたマニュアルがないため、私の憶測も含まれているかもしれません。
次のバーで発注されるかも?
EasyLanguageの発注は、たいてい"If ◯◯ then Buy next bar at market"のように、条件を満たした次のバーで売買注文が行われます。
ですので、日足チャートでストラテジーを動かした場合、条件を満たしても売買されるのは翌営業日です。
これを防止したい場合は、ストラテジー設定の中の「イントラバー注文の作成及び計算を有効にする」にチェックを入れる必要があります。こうすると日中でも売買されるはずです。
トレードステーション内部と実際の口座状況が一致していない?
ここから先は本当に意味が分からないのですが、数々の英語のマニュアルや日本語のマニュアルを読んだ限りの私の憶測です、、
どうやらトレードステーションの自動売買では、ストラテジーが自動売買を行っている時、注文がトレードステーション内部と実市場、の2つで行われています。
たとえば、プログラムが「買いだ!」と判断して買い指値の注文を出す時、この2つの注文が発生します。
- トレードステーション内部での、仮想的な買い指値注文
- 実際の取引所への買い指値注文
そして、1の注文は即座に仮想的に約定します(なんでやねん)。
もちろん、2の注文は約定するか分かりません。このとき1と2にズレが生じます。
ストラテジーでは1をもとに売買判断を行っているので、自動売買の動きがおかしくなってしまうのです。
1の仮想注文と仮想ポジションの状況は、「トレードマネージャー」の「ストラテジー注文」と「ストラテジーポジション」から確認できます。
これを防止するには、ストラテジーの「すべてのプロパティ」の中の、
- ストラテジー注文の約定状況を、実市場での約定状況と同期する
- ストラテジーのポジションを実際の口座ポジションと同期する
の2つにチェックを入れる必要があります。
この2つにチェックを入れていると、もし指値が約定しなくてもストラテジーは動いてくれます。
また、トレードステーションを再起動したときにも、ちゃんと実際のポジションをもとにストラテジーが自動売買してくれます。
というか、私はこの状態をデフォルトにしたほうが良いと思います。(なんでおかしな設定になってるねん、、
以上、ストラテジーが動かないときの設定でした!
これでうまく自動売買ができるはずです!
トレードステーションの口座開設
トレードステーションで株の自動売買をするには、もちろんトレードステーションの口座開設は欠かせません。口座開設はこちらから可能です。
また、少し手順が増えますが、fx-onというサイトを経由してトレードステーションの口座開設をすると、自動売買プログラムが無料でもらえるキャンペーンが行われています。
詳細はトレードステーション口座開設で、自動売買プログラムがもらえるキャンペーン!をご覧ください!